今日は、マツダのCX-3(アイドリングストップ付車)のバッテリー交換作業がありました。
交換作業自体は簡単なのですが、マツダのi-stop付車はバッテリー交換作業後のi-stopの初期化作業が結構な手間なので、そこに1番時間がかかります。
CX-3のバッテリー交換方法
バッテリー交換後の初期化作業に「マイナスターミナルを外して5分以上放置する」という手順がありますので意味は無いと思いますが、念のため運転席足元のOBDⅡコネクターからバックアップ電源に繋いで作業を開始します。
旧バッテリーの取り外しは国産車ですので簡単です。10mmのスパナが1本あれば事足ります。ボンネットを開ければバッテリーが見える状態ですのでわかりやすいかと思います。
上記の写真は新バッテリー取り付け後の写真になります。ブライトスターは収納型の「とって」があり、脱着の作業は容易に行うことが出来ますのでご安心ください。
交換作業はこれで以上になります。
適合製品は「Q-85/95D23L」です。
Brite Star Q-85/95D23L ¥19,500(税込)工賃¥1,100
次に初期化作業内にある、「マイナスターミナルの電流センサーのコネクターを外す」という作業がありますが、上記写真のグレーの部分を引くとコネクターが外せます。
以下が初期化の手順となります。
①初期化の手順
- キーをONにします
- 左足でブレーキペダルを踏み込んでおきます
- セレクトレバーをN(ニュートラル)レンジにします
- 5秒以上右足でアクセルペダルを踏み込みます
- 充電警告灯が点滅することを確認します
- アクセルペダルのオン、オフを3回行います
- 充電警告灯が点滅から点灯に変ることを確認します
- セレクトレバーをPレンジにしてブレーキペダルを離し、キーをオフにします
②バッテリー本体のマイナスターミナルと電流センサーの作業をします
- マイナスターミナルを外し5分以上放置します
- 電流センサーを切り離します
- マイナスターミナルをバッテリーに接続させます
- 10秒以上経過後、電流センサーを接続させます
③この後、また車内に戻って作業します
- キーをオンにして15秒以上経過させます
- i-stop オフスイッチを10秒間押し続けます
- i-stop表示が緑の点滅になることを確認します
- キーをオフにします
- ボンネットを閉じてエンジンを始動させ、暖気運転をします
④ステアリング舵角センサーの初期化作業をします
エンジンをかけた状態でハンドルを右いっぱい、左いっぱいにロックするまで何度か切ります
⑤パワーウィンドーのオート機能の復帰作業を行います
運転席のパワーウィンドーを、一番上まで引き上げ、その状態を2秒間保持します
次に一番下まで引き下げその状態を2秒間保持します
⑥最後にISCの学習機能の確認を行います
- キーをオン(エンジンは停止状態)にして、5秒以内にi-stopオフスイッチを3秒以上長押しします
- i-stop警告灯がオレンジに点灯することを確認します
- エンジンを始動し、i-stopオフスイッチを押します
- i-stop警告灯がオレンジの点灯から緑の点滅に変ることを確認します
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯するまでアイドリング状態を維持します
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯したらキーをオフにします
- 再びエンジンを始動してi-stop表示灯が消灯していることを確認します
手順は以上となりますが、手早く作業しても15~20分くらいかかります。
この通りにならない場合は、「バッテリーが満充電状態ではない」など、何らかの原因がありますのでご注意ください。
途中で手順を間違えてしまった際は、一番初めからやり直す必要はありません。
≪例≫
③の手順をやっていて「i-stop表示が緑の点滅」が正しいけど、点滅しない場合。
→③の1番からやり直せば大丈夫です。
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