今日は、BMW F10のバッテリー交換作業がありました。ツーリングモデルのF11を合わせると今月だけでも何台目でしょうか。この523dに限らず、なぜか当店では同じ車のバッテリー交換作業が続くことが多いです。きっとお車を買われてるタイミングがオーナー様でそんなに変らなくて、バッテリーがダメになるタイミングも同じ傾向にあるのだと思います。
BMW F10のバッテリー交換方法
この画像はボンネットを閉じていますが、当店ではBMWの場合はエンジンルーム内のプラス電源からバックアップを取って作業にかかります。
バッテリー搭載場所はトランクフロア下になります。最初に、4箇所のプッシュリベットを全て外しておきます。E39の頃からそうですが、BMWのプッシュリベットは作りがいまいちで、外そうとしたら既に割れていたり、そうでなくともリムーバーをあてた瞬間に割れたりと、他メーカー製と比べて強度が弱いだけでなく、経年劣化も早いように思います。そういった部品ですので「これでもか!」ってくらい慎重に外していきます。このプッシュリベットを外せばこのカバー部分は上方向に持ち上げるだけで簡単に外すことが出来ます。
トランクルームの2箇所のプラスチック製のナット(10mm)を外します。これで、フロアカバーと小物入れ部分を外すことが出来ます。
フロアカバーを外すとバッテリーは見えますがこの状態ではバッテリー本体を取り外すことは出来ません。手前の小物入れ部分全体を取り外す必要があります。ですので、セダンモデルの場合は一番最初に4箇所のプッシュリベットを外し、クロージャー部分のカバーを外しておく・・・といった作業が必要になるのがおわかりいただけたと思います。
後は、ツーリングモデルのF11と同じです。一見すると、画像2箇所のボルトを外せばバッテリー本体が外せるように見えますが・・・。
実は、プラスターミナル下のこの部分と・・・
マイナスターミナル下のこの部分でも車体に固定されています。どちらも奥まった箇所になりますので、200mmくらいの長さのあるエクステンションやT字レンチ等の工具が必要になります。
プラスターミナルは集束ハーネスのボックスになっていますが、ターミナルが固定されているのはこの1箇所のみです。プラス側の側面には排気ホースもありますので、これもバッテリー本体から抜いておきます。
集束ハーネスのボックスは、このようにマイナスドライバーで押し広げるようにしてやるとバッテリー側面にひっかかっているツメ部分が外れる構造になっています。
バッテリー本体を車体から取り外したところです。523dで採用されている105AhのAGMバッテリーは、ゆうに30kg以上ありますのでご留意ください。
元あったように車体に取り付け、最期にコーディング作業を行いバッテリー交換作業は終了です。
Brite Star AGM 105-L6 105Ah 値段¥41,000(税込)交換工賃¥3,300 コーディング¥1,100
このバッテリーは、ディーゼルの523d用です。
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ガソリンモデルではBMW純正90Ahバッテリーの場合もございます。その場合の適合バッテリーは「AGM 92-L5」になります。
Brite Star AGM 92-L5 値段¥38,000 税込 交換費用¥3,300 コーディング¥1,100
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