今日は、輸入車ではボルボV40(2代目)のバッテリー交換作業がありました。アイドリングストップ機能付車ですので、対応の80Ah、もしくは70AhのAGMバッテリーが純正採用されている車両です。初めてこの車のバッテリー交換作業を行ったときは、真上にバッテリーが抜けるものだと思いましたが、台座部分の構造上、手前方向にしか引き抜けないようになっていまして、色々なものを外さないとバッテリー本体が手前方向にしか引き抜けないことを学んだ車です(汗)
ボルボV40(2代目)のバッテリー交換方法
最初に運転席足元のOBDⅡでバックアップを取っておきます。
先ずコアサポート上のエアインテーク部分を全部外します。こうしませんと、エアクリーナーボックスが外れません。8mmボルト4箇所です。
○印部分のホースバンドを緩め、エアクリーナーボックス部全体を外します。真上に引き抜ける構造になっています。
すると、こんな感じになりますのでバッテリー本体を手前方向にスライドさせて引き抜けるスペースを確保することが出来ます。
次に、バッテリー上面の集束ハーネスのボックス部をバッテリー本体から切り離してやります。トルクスが必要になります。
カバーを開けてハーネス2本を取り外しておきます。ボックス部は2箇所のツメをマイナスドライバー等でこじって外してやります。
バッテリー本体が車両に固定されているのはこの1箇所だけです。8mmのボルトを外すと固定ステーごと取り外すことが出来ます。
プラスターミナルを外し、集束ハーネスのボックス部をバッテリー本体から切り離しましたら、少し手前方向にバッテリーをスライドさせてマイナスターミナルを外します。これでバッテリー本体を手前方向に取り出すことが出来ます。
旧バッテリーを車両から取り外した画像です。バッテリーの台座部分の出っ張りは○印部分にかむような構造になっていますので、真上方向には引き抜けないのがおわかりいただけると思います。
このように年式、モデル、仕様によってはVOLVO純正70Ahバッテリーが装着されてることもございます。
その場合、バッテリートレイは同じですがバッテリー本体の長さ寸法が短くなる分、画像のようにトレイの奥にストッパーが噛ましてあります。
このストッパーは手前方向にスライドさせると取り外すことが可能ですので、70Ahバッテリーが装着されているモデルでもこのストッパーを取り外して80Ahバッテリーを装着することも可能です。
新バッテリーを車両に取り付け、集束ハーネスのボックス部を元あったように組み付けていきます。
両方のターミナル、固定ステー、エアクリーナーボックス、エアインテークなど、元あったように取り付けバッテリー交換作業は終了です。
年式や仕様の関係でしょうか、この画像のように比較的年式の新しいモデルではエアクリーナーのボックスの形状が異なり脱着が必要無い分いくらか作業時間が短縮できます。
因みに、このV40はバックアップ用のサブバッテリーが、エンジンルーム内の左フロントタイヤ前辺りに装備されていますが、このサブバッテリーの交換にはフロントバンパーをAssyで取り外すか、ジャッキアップして左フロントタイヤを取り外し、インナーフェンダーを取り外しませんとアクセスすることが出来ません。相当時間のかかる作業になりますので、このサブバッテリーについてはディーラーさんで、車検のときなどに交換されますことをお薦め申し上げます。
Brite Star AGM 80-L4 80Ah 800CCA ¥35,000(税込、工賃¥3,300)
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Brite Star AGM 70-L3 70Ah 760CCA ¥33,000(税込、工賃¥3,300)
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