今日は、アクセラスポーツ(アイドリングストップ付車)のバッテリー交換作業がありました。普段、一般的な国産車はこの店長ブログには投稿しないのですが、マツダのi-stop付車は、バッテリー交換作業後のi-stopの初期化作業が結構な手間(笑)ですので、おいおい時間のあるときにその手順を更新して紹介させていただこうと想います。
アクセラスポーツのバッテリー交換方法
はじめに、一応は運転席足元のOBDⅡコネクターでバックアップを取っておきます。マツダのi-stop付車は、後でi-stop機能の初期化作業に「マイナスターミナルを外して5分以上放置する」という手順がありますので意味は無いと思いますが・・・(汗)
標準搭載バッテリーはアイドリングストップ車対応の「Q-85」です。バッテリーの取り付け方も一般的な国産車と同じですので、10mmのスパナがあれば全ての作業をすることが出来ます。
ブライトスターの適合製品も同じ型式の「Q-85/95D23L」になります。バッテリー交換作業そのものは、丁寧に作業してもものの5分もあれば完了です。
ここから、i-stop機能の初期化作業となります。上の画像のように「マイナスターミナルを外して5分放置する」や「マイナスターミナルの電流センサーのコネクターを外す」といった作業があり、これに15分くらいを要します。詳しい手順は後日紹介させていただこうと思います。
お見積もりの費用は以下の通りです。
Brite Star Q-85/95D23L ¥19,500(税込)初期化工賃¥1,100
2017年12月7日追記
マツダ車全般に言えることですが、アイドリングストップ機能付きのアクセラは、バッテリー交換作業後に以下の初期化の手順が必要になります。
- バッテリー充放電積算量のリセット
- ISC(アイドリングストップコントロール)の初期化
- ステアリング舵角センサーの初期化
- パワーウィンドーのオート機能の初期化
バッテリー充放電積算量のリセット
- キーをONにする。
- 左足でブレーキペダルを踏み込んでおく。
- セレクトレバーをN(ニュートラル)レンジにする。
- 5秒以上右足でアクセルペダルを踏み込む。
- 充電警告灯が点滅することを確認する。
- アクセルペダルのオン、オフを3回行う。
- 充電警告灯が点滅から点灯に変ることを確認する。
- セレクトレバーをPレンジにしてブレーキペダルを離し、キーをオフにする。
バッテリー本体のマイナスターミナルと電流センサーの作業をします。
- マイナスターミナルを外し5分以上放置する。
- 電流センサーを切り離す。
- マイナスターミナルをバッテリーに接続させる。
- 10秒以上経過後、電流センサーを接続させる。
この後、また車内に戻って作業します
- キーをオンにして15秒以上経過させる。
- i-stop オフスイッチを10秒間押し続ける。
- i-stop表示が緑の点滅になることを確認する。
- キーをオフにする。
- ボンネットを閉じてエンジンを始動させ、暖気運転をする。
ステアリング舵角センサーの初期化作業をします
エンジンをかけた状態でハンドルを右いっぱい、左いっぱいにロックするまで何度か切る。
パワーウィンドーのオート機能の復帰作業を行います
運転席のパワーウィンドーを、一番上まで引き上げ、その状態を2秒間保持する。次に一番下まで引き下げその状態を2秒間保持する。
最後にISCの学習機能の確認を行います
- キーをオン(エンジンは停止状態)にして、5秒以内にi-stopオフスイッチを3秒以上長押しする。
- i-stop警告灯がオレンジに点灯することを確認する。
- エンジンを始動し、i-stopオフスイッチを押す。
- i-stop警告灯がオレンジの点灯から緑の点滅に変ることを確認する。
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯するまでアイドリング状態を維持する。
- i-stop表示灯の緑の点滅が消灯したらキーをオフにする。
- 再びエンジンを始動してi-stop表示灯が消灯していることを確認する。
以上です。手早く作業しても15~20分くらいかかります(汗)この通りにならない場合は、「バッテリーが満充電状態ではない」など、何らかの原因がありますのでご留意ください。
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