今日は、輸入車ではポルシェカイエンのバッテリー交換作業がありました。輸入車のSUVブームの火付け役となった1台です。姉妹車のVWトゥアレグもそうですが、シートを跳ね上げるのにトリプルスクエアが使われてますので、一般ユーザー様ですとなかなかそこまで工具をお持ちでないのかもしれません。ポルシェは、オイルドレンボルトも含め色々な箇所にトリプルスクエアが使われています。
カイエン(955)のバッテリー交換
最初に、バックアップを取っておきますが、電動シートを動かしながらの作業となりますし、助手席(右ハンドルの場合)を空けたままの作業となるため、室内灯が点灯したままの状態となりますのでのでOBDⅡではなく、エンジンルーム内のジャンピング用コネクターでバックアップ電源に繋いでおきます。
次に、助手席(右ハンドルの場合)の後ろにまわってシートレール後端のシートレールカバーを後方にスライドさせて外しておきます。これをしておきませんと助手席を跳ね上げることが出来ません(無理に跳ね上げるとたぶん割れてしまいます)のでご注意ください。
助手席のフロアカーペットを車からおろして、フロアにあるカバーを外すとトリプルスクエアボルトが見えます。10番です。
反対側も同じです。場所が場所だけに結構なトルクがかかっています。この2箇所のトリプルスクエアボルトを取り外すと助手席の座面が持ち上がります。
座面を持ち上げながら助手席の電動シートを作業しやすい位置まで動かしていきます。
バッテリーカバーにクランプされているハーネス1箇所と、後席用のダクト(トルクス20T)を取り外します。これで、バッテリー上面の4箇所のツメを起こしてやればバッテリー上面のカバーを取り外すことが出来ます。
3.2Lのベースグレードでしたので、標準装着バッテリーは通常の95Ahバッテリーです。排気量の大きいターボモデルでは105Ahバッテリーが装着されます。2箇所の固定ステーを取り外して旧バッテリーを車体から取り外します。
ブライトスターでは「SMF 600-44」が適合製品となります。元あったように車体に取り付けていきます。
カバー類を元あったように取り付けてバッテリー交換作業は終了です。
Brite Star SMF 60044 100Ah ¥21,500(税込)工賃¥5,500
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