PORSCHE 車種別取り付け方法

ケイマンSのバッテリー交換をしました

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今日は、輸入車ではケイマンSのバッテリー交換作業がありました。

ケイマンSのバッテリー交換

最初に運転席足元のOBDⅡコネクターよりバックアップ電源に繋いでおきます。右ハンドルのお車でしたが、OBDⅡコネクターは助手席側となります。

暗電流の測定もご希望とのことでしたので、フロントトランク内のルームランプを外し、キーをロックしていただき30分ほど放置してから電流計で測定してみました。結果は30~35mA程度でしたので何ら問題ありません。911をはじめ、この当時のポルシェは全般にセキュリティーで電気を消費してしまう代表的なクルマ(失礼)だと思いますので、もっと高い数値になるかと思いましたが、実際はそうでもありませんでした。

2009年からの後期型ですので、前期型とはバッテリーのプラス、マイナスの位置が異なります。搭載バッテリーは純正70Ahと、前期型と同じです。ちょうどバッテリー本体を180度ひっくり返した感じで装着されています。

おおむね、911(996)やボクスター(986)の先代モデルでは、ベースグレードが70Ahバッテリー、Sグレードが80Ahバッテリーだったのですが、当店の作業実績上、987型からその差がなくなっているようです。

それでも、バッテリーの固定方式やトレイ形状に変更はありませんので、容量アップバッテリーの取り付けは可能です。(バッテリーの容量アップに伴って固定ステーがスライドして取り付け出来るようになっています)

このケイマンSのお客様も「お車のご使用頻度が少ない」「年間走行距離が短い」「今後ドライブレコーダーを装着されるご予定」との理由から、取り付け出来る最大容量のバッテリーをご希望とのことで「SMF 59042」をお取り付けいただきました。

Brite Star SMF 59042 90Ah ¥19,000(税込、工賃サービス)

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バッテリー交換作業終了後、ちょうど2年前に交換された暦が記載された、今まで装着されてた純正70Ahバッテリーを診断(比重測定とCCAテスター診断)させていただきましたが、ここまで自走でお見えいただいたにも関わらず、比重はイエローゾーンで、CCAも55%程度と、サルフェーションがかなり進行している状態でした。

やはり、こうしたお車のご使用頻度の少ない使われ方のお客様は、定期的なバッテリーの補充電作業が必要になるかと思います。お車の定期点検や車検時に、ついでにそのディーラーさんや整備工場さんにご依頼されるのがお手間にならないものと思います。

 

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