今日は、朝一のオープン前に昨日充電作業でお預かりしたバッテリーを各テスターにかける作業から行いました。充電作業終了後、一晩放置してやることで、極板の表層電力が取れ、より正確な値で診断することが出来ます。
先ず、負荷電圧テスター（GS YUASA MBA-500）は「良好判定」です。
CCAテスター（スナップオンマイクロバット）、総合診断テスター（GS YUASA DBA-3）でもそれぞれ「正常」「良好」判定でしたので、それをお客様にお伝えし、しばらくお手元の違うバッテリーで様子を見ていただくことにしました。
AUDI A4（B7）のバッテリー交換
お持込みのバッテリー交換作業でした（笑）A4では、バッテリーの固定部を外すのにバッテリー高さと同じくらいの長さのヘキサゴンが必須になります。
B7型の4Aでは、先ずウェザーストリップとバルクヘッド部のカバーを外しておきます。詳しい交換方法、手順については公式サイトの アウディ A4のバッテリー交換方法 をご参考にされてみてくださいませ。
お持込みのバッテリーは、VARTAのSTART STOP Plus 580-901-080 です。AUDI純正80Ahバッテリーと全くの同寸法、同容量ですので適合には何ら問題ありません。ターミナル部をクリーニングして導電グリスを塗り、元あったように新バッテリーを取り付けていきます。
最後に、カバー類とウェザーストリップを元あったように取り付ければ作業終了です。
持ち込みバッテリー交換工賃￥3,300（税込）
A4のバックアップ電源を繋ぐOBDⅡコネクターは、運転席の足元、この位置にあります。
VW ティグアンのバッテリー交換
続いての輸入車は、VWティグアンです。基本的な作業は同年式のゴルフやパサート等と同じです。今回のお客様のお車は、VW純正70Ahバッテリーが装着されていましたが、グレードや年式、仕様によってはVW純正60Ahバッテリーの場合もございます。
- 固定ステーをボルト(13mm)ごと外す。
- 2箇所のツメを外し、バッテリー手前のカバーを外す。
- マイナス端子を外す(10mm)
- プラス端子を外す(10mm)
- 旧バッテリーを上方向に引き抜く
これで、旧バッテリーを取り外すことが出来ます。バッテリー本体には保護カバーが巻かれていますので、これを新バッテリーに取り付け、上記と逆の手順で車両に固定してやれば作業終了です。
SMF 575-41 75Ah ￥18,000（税込）工賃￥1,100
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この年代のVW車は、全般に運転席足元にOBDⅡコネクターがありますので、ここにバックアップ電源を繋ぎ作業をしますが、一般のユーザー様はバックアップを取って作業をすることは先ず無いと思われますので、バッテリー交換作業後に、時計やラジオのメモリーの他、パワーウィンドーのオート機能の復帰作業や、ESP（装備車）の警告灯の消灯作業が必要になります。
VW、AUDI車では、バッテリー交換後にパワーウィンドーのオート機能の復帰作業、ESP警告灯の消灯作業（装備車）が必要になる場合があります。お車の取り扱い説明書にも記載があると思いますが、具体的な手順は以下の通りです。
P/Wオート機能の復帰作業
P/Wのスイッチを、オートが効かないように（奥まで押し込まないように）一番下げた状態になっても1～2秒押し続け、次に一番上げた状態になっても1～2秒押し続けます。これらを2～3回繰り返すことでオート機能が復帰することができます。
BAS、ESP警告ランプ（装備車）の消灯作業
エンジンを始動させ、ステアリングを左いっぱい、右いっぱいとロックトゥロックを繰り返すように走行します。（走行しなくとも大丈夫ですが、止まったままよりも走らせながらの方がパワーステに負担がかからないと思います）長くても2～3分程度で警告ランプは消灯するかと思います。
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