今日は、輸入車ではベンツSL(R231)のバッテリー交換(メイン、サブ共)作業がありました。R231からはアイドリングストップ機能がありますのでバックアップバッテリーも装着されています。お客様にお話を伺うとアイドリングストップ機能が効かなくなってきたとのことです。ベンツの場合、メインバッテリー、バックアップバッテリーのどちらかが劣化してきますとこういった症状が現れます。バックアップバッテリーのみダメになった場合は、メーター内に「バックアップバッテリー故障」の警告灯が表示されます。
ベンツ R231のメインバッテリーの交換方法
最初に運転席足元のOBDⅡからバックアップ電源に繋いでおきます。
エンジンルーム内のジャンピング用端子でもバックアップ用に使用することが可能です。
メインバッテリーは、トランクフロア中央に位置されますのでフロアボードを取り外してバッテリー本体にアクセス出来るようにしておきます。
メインバッテリーの交換作業は重量を除けば(30kg以上あります)比較的簡単な部類の作業になります。固定ステーのナット(13mm)2箇所を取り外して旧バッテリーを取り外します。ターミナルは10mmです。プラス側の短側面には排気ホースがありますのでこれも抜いておきます。
新バッテリーを元あったように取り付けていきます。ブライトスターでは「AGM 92-L5」が適合製品になります。
Brite Star AGM 92-L5 ¥38,000(税込) 交換工賃¥2,200
アマプラ会員で通販をご利用のお客様はこちらからもお買い求めいただけます。(ご来店のお客様は除く)
ベンツR231のサブ(バックアップ)バッテリーの交換方法
続いてサブ(バックアップ)バッテリーの交換作業です。搭載位置、場所は助手席(左ハンドルの場合)の後ろのカバー内にありますので、シートを一番前にして作業スペースを確保しますが、場所が場所だけにとてもやりづらいです汗
先ず、内張外しのリムーバーを使って2枚のカバーを取り外しておきます。ツメで固定されているだけですので簡単にこの状態に出来ます。
内張内のカバー全体を取り外します。30番のトルクス8カ所で固定されています。
次にサブバッテリー本体のカバーを取り外します。向かって左側の2箇所のツメを外してカバー全体を取り外します。
両ターミナル(10mm)を外して旧バッテリーを上方向に引き抜きます。
ベンツの12Ahのサブ(バックアップ)バッテリーは、FIAMM製や3K製など、複数のメーカーの製品が純正採用されているのですが、このFIAMM製の場合、当店取り扱いのVARTA AGM TX14とは本体寸法は同じなのですが、ターミナルの位置がオフセットされていますので、バッテリー本体のカバーを取り付けることが出来なくなることをご了承ください。(排気ホースも取付出来ません)
VARTA AGM TX14を取り付けたところです。バッテリー本体のカバーは装着出来なくなりますが、このボックス部の全体のカバーを装着しますし、またその上からさらに内張りも取り付けますので特に問題ないものと思います。
VARTA AGM TX14 ¥14,000(税込) 交換工賃¥3,300
※ 2024年5月7日追記
VARTA AGM TX14はメーカー欠品で次回入荷はもちろん製造も未確定のため今後は代替製品(LEOCH AGM EB14E-4)で対応させていただきます。LEOCH AGM EB14E-4の詳細はこちらのページでご案内しております。
因みに、後期型でもメイン、サブ共にバッテリー周りは同じです。
通販のご注文は、公式サイトの ご注文フォームよりお願い申し上げます。また、ご来店のご予約は、こちらのページの要領でご予約をお願い申し上げます。