本日は、ベンツG350d(W463)のメイン、バックアップバッテリーの交換作業がありました。アイドリングストップ機能付車のこの車の場合、メインバッテリーを一旦取り出さないとバックアップバッテリーにはアクセスすら出来ない構造ですので、バッテリー交換の際は、メイン、サブのバックアップ共、同時交換がお薦めです。
ベンツ G350d(W463) のメイン、バックアップバッテリーの交換方法
G350dになって右ハンドルになりましたが、バックアップの為のOBDⅡコネクターとボンネットオープナーは助手席側(左側)になります。作業しやすいように運転席、助手席のシートは予め一番前に出しておきます。
バッテリーの搭載位置は、W463後期モデルはリヤシート足元のフロア部分になります。トルクス(T20)ビスで留まっているドリンクホルダーを取り外しておきます。
〇印のファスナーを90度回してフリーにしてセンターフロアカバーを取り外します。工具入れのカバーは両側を持ち上げれば取り外せます。
メインバッテリーの脱着は、上面の固定ステーを取り外します。10mmのナット×2です。ターミナルも10mmです。マイナス側には排気ホースがありますのでこれも抜いておきます。
メインバッテリーを取り外したところです。バックアップバッテリーはメインバッテリーの真下に横向きで取り付けられています。構造上、ここしかスペースが無かったのか、ターミナルも下になるレイアウト(ボディーに近い)ですし、後から無理くり取り付けられたような感じがします(汗)
固定ステー(10mm)とマイナスアース(13mm)のナットを外してバックアップバッテリーを、マイナスのハーネスごと取り外します。
横から見るとこんな感じです。
固定ステーを取り外すと、バックアップバッテリーを立ててやることが出来ますので、この状態にしてターミナル部にアクセスします。プラス、マイナス共に保護カバーがインシュロックでとめられていますが、ターミナル部が下(ボディーすれすれ)になる構造ですので、新バッテリー取り付け時の保護カバーの取り付けは必須です。慎重にしっかりとずれないように新バッテリーにも保護カバーを取り付けインシュロックで固定します。
バックアップバッテリーのVARTA AGM TX14 は排気ホースを取り付けることは出来ませんが、液体では無いAGMタイプですし、ましてやこちらの方が過充電になるようなトラブルは先ず無いと思います。
新バックアップバッテリーを取り付け、その上にメインバッテリーを元あったように取り付けてバッテリー交換作業は終了です。
Brite Star AGM 92-L5 ¥38,000 税込
アマプラ会員で通販をご利用のお客様はこちらからもお買い求めいただけます。(ご来店のお客様は除く)
VARTA AGM TX14 ¥14,000 税込
メイン、バックアッバッテリー同時交換工賃¥5,500
※ 2024年5月7日追記
VARTA AGM TX14はメーカー欠品で次回入荷はもちろん製造も未確定のため今後は代替製品(LEOCH AGM EB14E-4)で対応させていただきます。LEOCH AGM EB14E-4の詳細はこちらのページでご案内しております。
因みに、アイドリングストップ機能が装備される1世代前のW463のサブバッテリー(バックアップバッテリー)は、バッテリーの種類も搭載場所も異なりますので注意が必要です。
メインバッテリーを外さないと取れない(見えない)のは同じです。固定ステーごと8mmのナット2箇所で固定されています。
2024年1月追記・・・純正部品の値上がりがありまして以下の通り価格改定をさせていただきます。
Benz純正1.2Ahバックアップバッテリー N000000004039 ¥17,600(税込)
常時在庫している製品ではありませんので(取り寄せたディーラーさんも常時在庫していないとのこと)お求めの際にはお早目のご予約をお願い申し上げます。
メイン、バックアッバッテリー同時交換工賃¥5,500
通販のご注文は、公式サイトの ご注文フォームよりお願い申し上げます。また、ご来店のご予約は、こちらのページの要領でご予約をお願い申し上げます。